
**先輩達からの熱いメッセージが書かれています**
2000年度のメンバー

瀧川美緒(現在:永谷園) |
「生体機能利用学」なんだかよく分からない名前ですよね.字を見て,考えてみるとなんとなく分かる.でも,本当のところはなにをしているんだろう??そんな気がしませんか?そこで私はこの「生体機能利用学」について,私の所属していた遠藤先生の研究室を中心にお話していきたいと思います.
まず「生体機能利用学」とは,「生体内にある様々な(特異的な)機能を果たす物質を,(生体)外に取り出して,なにかに利用していこう」とする技術です.たとえば,生体内でグルコースを分解してエネルギーを得るグルコースオキシダーゼという酵素を使って,ジュースの糖度を調べてみようというのがそれです(ちょっと乱暴な言い方ですけどネ☆).私の場合はこの応用で,コレステロールを分解する酵素(コレステロールオキシダーゼ,コレステロールエステラーゼ)を用いて,「お魚の病気を容易に測ってしまおう!!」と研究を進めていました.他にはフローサイトメトリー(これは本来,細胞レベルの物質を測る装置.白血病の検査などに使われている)を用いて細菌の検出をしてみたり,粒度分布計(食品のブラウン運動などを見る装置)を用いて細菌と抗体の抗体抗原反応を見てみようとしたり…「既存の装置をまったく違った角度から利用してしまおう!!」と,奇想天外な実験を行っています.指導教官である遠藤先生(Dr.えんDo=あのおひげの先生です☆)の発想はとてもユニークで,先生や仲間の意見をあおぎつつ,試行錯誤のなか,毎日楽しく実験しています.そんな研究室の雰囲気はとてもアットホームで,快適な1年間を過ごせること間違いなし!!(笑)
とにかく人と同じ事はしたくない.何か変わったことをしてみたい.そういう人には十分才能を発揮できる場所だと思います.まずは1度遊びに来てみてください.先生をはじめ,とっても面白い仲間があなたを待っています.
PS. 先生とお茶を飲んだり,ご飯を食べに行ったり,おうちにおよばれしたり…この前は先生のお宅で『同窓会』がありました.遠藤研3年間を振り返り,先生の意外な(!)一面を見たり,諸先輩方のご活躍を垣間見たり.とても充実した時間を過ごすことができました.そう,まさしくそんな「アットホーム」な関係がここにはあります.多分これは先生の人柄がそうさせるのでしょう.でもちょっと,親戚のおじちゃん(えっ?お兄ちゃんだった?←先生ごめん!!)みたいかな? |

鷹野直子より(現在:日本ミルクコミュニティ株式会社(MEGMILK)) |
まず,遠藤先生とはどんな人かについて.率直に申し上げて大学の先生らしくありません(私が持っていた大学の先生像=頑固,学生を寄せ付けない,私生活は謎).だって,妙にフレンドリーです.「この研究室に来たらみんなファミリーです」とおっしゃるだけあり,研究以外のことでも親切に相談にのってくださいます(人生相談と恋愛相談は得意分野かも?).しかも,先生の本物のファミリーにも何回もお会いしてるし,かなり親密(?)になれます.先生のお宅に訪れるとパワフルな愛くるしいお子ちゃまと,もれなく仲良しになれます.etc,特典(?)は盛りだくさん.遠藤先生ファンにはおすすめ?しかし,時間には厳しいお方なのでどんなことがあっても10時には研究室にいるようにしましょう.2000年度の学生は私を筆頭に大変優秀でしたので,今まで始業時間に遅れて遠藤先生の雷が落ちたことありませんでした.ですから,先生の本当の恐ろしさは知りません(どうしても知りたい方は遅刻してみましょう←あまりおすすめできませんが).
遠藤研で良かったと思うもうひとつの理由は,人口密度がかなり低いことです(遠藤先生1人に対し,学生3人).研究室のスペースも机もパソコンも遠藤先生の愛情も大学院生並みの環境.私はこの研究室が快適で自分が社長になった気分でした(態度がデカイとも言う).それから遠藤研とは関係ないですが,女子トイレがある3階で良かったなと思います.
ずいぶんまとまりがなく稚拙な文章をここまで読んでくれてありがとう.もう疲れたのであとは話を聞きに来てください.それが1番遠藤研究室の実態を知るのに近道でしょう.学生が先生に対し,こんなに失礼極まりないことを堂々と書ける時点で,遠藤先生の人柄の良さ,研究室の雰囲気はある程度分かって頂けたとは思いますが….皆さんにとって,良い研究室選びができることを願っています.おしとやかで,か弱い鷹野直子でした. |

Copyright (C) 東京海洋大学 遠藤英明 1998 All Rights Reserved. |