
**先輩達からの熱いメッセージが書かれています**

2001年度の卒業生

中村純一(現在:JR東日本) |
みなさん、はじめまして。平成13年度卒業の中村です。
今回は、社会人になって思うことを書いてみたいと思います。
学生と社会人を比べて一番の違いはやはり休日の日数だと思います。学生の時は、研究室に入っても夏休みは1ヶ月、冬休みは約2週間ありましたが、働き始めるとなかなかまとまった休みは取りにくくなります。ですから、この長い休みを有効に使ってもらいたいと思います。遠くへ旅行するのもいいでしょうし、読書をするのもいいのではないでしょうか?また、働くということは、自分の仕事に責任を持たなければならなくなります。自分がミスをしてしまうと、同じ職場の方にも迷惑をかけてしまいますし、お客様にもご迷惑をかけてしまうことになります。それと比べて、実験には失敗がつきものです。なので、失敗を恐れずにどんどん実験をしてみましょう(もちろん、適当にやっていいというわけではありませんよ)。わからなくなったら、先生に相談すれば適切なアドバイスをしてくれますから心配はいりません。研究室時代のように一つのことに専念できる時間を持つことは学校を卒業してからはまれだと思いますので、有意義な研究室生活を送って欲しいと思います。
学生時代にしかできないことってたくさんあると思います。ぜひ、後になって後悔しないように、色々なことに挑戦してください。 |

富沢弘実(現在:コアネットインタナショナル(株)) |
在学生の皆さん、はじめまして。2002年卒業の富澤弘実と申します。早いもので、卒業してから一年以上が経過しました。今でも、熱心に遅くまで実験に打ち込んだり、研究室のメンバーと談笑したり、先生の家でのパーティなど、大学時代のことが懐かしく思い出されます。しかし、今思うと、私にとって「優」をつけられる研究室生活ではありませんでした。卒業してからもっとこうしておけばよかった、と思うこともたくさんあります。私の意見も、あくまで参考に、有意義な学生生活を送ってくださいね。
まず、声を大にして言いたい事は、学生時代は時間を自由に使える最後のとき!ということです。そんなこといったって4年生ともなれば実験で毎日忙しいし、就職活動だってある。それでも、学生時代に与えられる時間は、就職してしまったらもう、戻ってきません。会社に入ったら、朝来て、帰るまでほぼ仕事一色です。ほかの社会を見る機会も少なくなるでしょう。
外出することも、仕事以外ではあまりなくなります。時間を大切に、色々なことにチャレンジしてください。研究も、遊びも、みんな中途半端、なんてことにならないように。
あと、大学時代には色々な人に出会ってください。水産大学は(今は、海洋大学、ですね)ある意味、特殊な(専門性の高い)大学で、規模としてもこじんまりとしているので、色々な人と幅広く付き合う、という機会が少ない気がします。もちろん大学で出会った人たちは大切にしてください。でも、それ以外の場所でも、人と会う、ということは大切な気がします。
それから、大学時代に、打ち込むものを見つけてください。研究で行き詰まっても、会社に入ってうまくいかないことがあっても、すべてを忘れて打ち込めるものがあると強いものです。私も昔から音楽が好きで、大学時代も細々とはやっていましたが、社会人になって忙しくなればなるほど、自分を解放してやれるものが必要だと痛感し、さらに本格的に取り組むようになりました。まじめに仕事&勉強するだけの人生なんてつまらなすぎます。
いろいろとえらそうに書いてきましたが、私の言うことを参考、あるいは反面教師として、大学生活を楽しんでくださいね! |

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